をかしともあはれともこころにいらむひとの 02-080
光源氏が葵の上に抱いている感情とは齟齬するが、ここは一般論とみるべきだろう。「さしあたりて」はこの部分を飛び越えて次にかかる。「心に入らむ」は、気に入る。「人」は、男でなく女。具体的には、葵の上。
さしあたりて をかしともあはれとも心に入らむ人の 頼もしげなき疑ひあらむこそ 大事なるべけれ
(頭中将)実際のところきれいだの愛しいだのと気に入っている女に生涯を託すに足りぬ疑いがあればそれこそ一大事でしょうが、
文を読解の単位とする既存の注釈を見直し、句読法に依らない古文本来の読みを目指す。自ら考え納得したい人へ贈る源氏物語独習サイト
2021-01-14D:古典一般に見られる語彙,ひと・人
光源氏が葵の上に抱いている感情とは齟齬するが、ここは一般論とみるべきだろう。「さしあたりて」はこの部分を飛び越えて次にかかる。「心に入らむ」は、気に入る。「人」は、男でなく女。具体的には、葵の上。
さしあたりて をかしともあはれとも心に入らむ人の 頼もしげなき疑ひあらむこそ 大事なるべけれ
(頭中将)実際のところきれいだの愛しいだのと気に入っている女に生涯を託すに足りぬ疑いがあればそれこそ一大事でしょうが、
2021-01-14D:古典一般に見られる語彙,ひと・人
Posted by 管理者