ことさらびたる 殊更びたる ことさらぶ 殊更ぶ 02-066
わざとらしい。
童にはべりし時 女房などの物語読みしを聞きて いとあはれに悲しく心深きことかなと涙をさへなむ落としはべりし 今思ふには いと軽々しくことさらびたることなり
(左馬頭)子供時分、侍女などが物語りを読むのを聞いて、たいそう心打たれ悲しくなんと情の深いことかと涙まで落としたものですが、今に思えばいかにも浅はかでわざとらしい所業です。
係り受けを武器に 句読点のない原文に挑む《源氏物語独学サイト》
わざとらしい。
童にはべりし時 女房などの物語読みしを聞きて いとあはれに悲しく心深きことかなと涙をさへなむ落としはべりし 今思ふには いと軽々しくことさらびたることなり
(左馬頭)子供時分、侍女などが物語りを読むのを聞いて、たいそう心打たれ悲しくなんと情の深いことかと涙まで落としたものですが、今に思えばいかにも浅はかでわざとらしい所業です。