ねぢけがましき ねぢけがまし ねじけがましき ねじけがまし 02-063
性格がねじれていること。頭中将の前言「ただひたふるに子めきて柔らかならむ人/02-059」を左馬頭との議論から否定。積極的基準から消極的基準に変化。
いと口惜しくねぢけがましきおぼえだになくは ただひとへにものまめやかに静かなる心のおもむきならむよるべをぞ つひの頼み所には思ひおくべかりける
(頭中将)ひどく後悔するほど性根のねじけた感じさえなければ、ただもう主婦業に誠実でおだやかな性格の女を、生涯の伴侶には決め置くのがよろしいでしょう。