もののあはれしりすぐし もののあはれ知り過ぐし しりすぐす 知り過ぐす 02-057
世の無常を感じすぎること。「あはれ進みぬればやがて尼にもなりぬかし/02-068」のエピソードを念頭にした表現。
事が中に なのめなるまじき人の後見の方は もののあはれ知り過ぐし はかなきついでの情けあり をかしきに進める方なくてもよかるべしと見えたるに
(左馬頭)様々な事例の中でも特に、いい加減ではすまない高貴な方の世話をする場合には、何かと深く感じ入り過ぎたり、実のないうわべの思いやりをみせたり、風流趣味に偏したりする方面は、なくてもよさそうに思われるものの、