おんやすみどころ 御休所 みやすどころ 01-150
清涼殿の殿上の間の南の下侍(しもさぶらい)があてられた。
かうぶりしたまひて 御休所にまかでたまひて 御衣奉り替へて 下りて拝したてまつりたまふさまに 皆人涙落としたまふ
若宮は加冠の儀を終えられ休息所にお下がりになり、お召し替えをすませて庭に降り帝にお礼の拝舞をなされるお姿に、皆ひと涙をお流しになった。
係り受けを武器に 句読点のない原文に挑む《源氏物語独学サイト》
清涼殿の殿上の間の南の下侍(しもさぶらい)があてられた。
かうぶりしたまひて 御休所にまかでたまひて 御衣奉り替へて 下りて拝したてまつりたまふさまに 皆人涙落としたまふ
若宮は加冠の儀を終えられ休息所にお下がりになり、お召し替えをすませて庭に降り帝にお礼の拝舞をなされるお姿に、皆ひと涙をお流しになった。