はねをならべえだをかはさむ 翼をならべ枝を交はさむ 翼を並べ枝を交わさん 01-094
長恨歌の詩句「在天願作比翼鳥、在地願為連理枝」を受ける。比翼鳥は雌雄の鳥の翼がくっついた架空の鳥、連理枝は二本の木の枝がひとつにつながった架空の枝、ともに二度と離れないたとえ。
朝夕の言種に 翼をならべ 枝を交はさむ と契らせたまひしに かなはざりける命のほどぞ 尽きせず恨めしき
朝な夕な口癖のように、翼をならべ枝を交し合おうと、比翼連理を約束なされたが、かなわなかった命のほどが尽きせず恨めしい。
係り受けを武器に 句読点のない原文に挑む《源氏物語独学サイト》
長恨歌の詩句「在天願作比翼鳥、在地願為連理枝」を受ける。比翼鳥は雌雄の鳥の翼がくっついた架空の鳥、連理枝は二本の木の枝がひとつにつながった架空の枝、ともに二度と離れないたとえ。
朝夕の言種に 翼をならべ 枝を交はさむ と契らせたまひしに かなはざりける命のほどぞ 尽きせず恨めしき
朝な夕な口癖のように、翼をならべ枝を交し合おうと、比翼連理を約束なされたが、かなわなかった命のほどが尽きせず恨めしい。