ははぎみも 母君も 01-055
命婦も庭の具合から、母の心中を察して言葉が出ないし、勅使を出迎える母は真っ先に挨拶をすべきところ、これまでの私的な訪問とは違い若君のことで決断を迫れれることになると直感して言葉が出ないのであろう。
南面に下ろして 母君もとみにえものものたまはず
勅使は建物の正面で轅(ながえ)を下ろすが、出迎える母君もすぐには言葉が見つかりません。
係り受けを武器に 句読点のない原文に挑む《源氏物語独学サイト》
命婦も庭の具合から、母の心中を察して言葉が出ないし、勅使を出迎える母は真っ先に挨拶をすべきところ、これまでの私的な訪問とは違い若君のことで決断を迫れれることになると直感して言葉が出ないのであろう。
南面に下ろして 母君もとみにえものものたまはず
勅使は建物の正面で轅(ながえ)を下ろすが、出迎える母君もすぐには言葉が見つかりません。