いはせず いわせず 言はせず 言わせず 01-041
帝が桐壺更衣に自分を女御と呼ばせる。「せ」は使役。
女御とだに言はせずなりぬるが あかず口惜しう思さるれば いま一階の位をだにと 贈らせたまふなりけり
生前后(きさき)はおろか女御とさえ呼ばせずに終ったことが、残念でならぬとお考えなので、せめて一階級だけでもと贈られたのです。
係り受けを武器に 句読点のない原文に挑む《源氏物語独学サイト》
帝が桐壺更衣に自分を女御と呼ばせる。「せ」は使役。
女御とだに言はせずなりぬるが あかず口惜しう思さるれば いま一階の位をだにと 贈らせたまふなりけり
生前后(きさき)はおろか女御とさえ呼ばせずに終ったことが、残念でならぬとお考えなので、せめて一階級だけでもと贈られたのです。