はしたなめ はしたなむ01-018
「はしたなむ」の連用形。「はした」な思いを味合わせる。帝のお召しなので引き下がれないし、かと言って前にも進めない状態が「はした」。進むことも下がることもできない塞がった状態。
またある時には え避らぬ馬道の戸を鎖しこめ こなたかなた心を合はせて はしたなめわづらはせたまふ時も多かり
またある時には、御前へ上がる際避けては通れない馬道の戸を、両側から締め立て、あちらとこちらで示し合せて立ち往生させることも度々でした。
係り受けを武器に 句読点のない原文に挑む《源氏物語独学サイト》
「はしたなむ」の連用形。「はした」な思いを味合わせる。帝のお召しなので引き下がれないし、かと言って前にも進めない状態が「はした」。進むことも下がることもできない塞がった状態。
またある時には え避らぬ馬道の戸を鎖しこめ こなたかなた心を合はせて はしたなめわづらはせたまふ時も多かり
またある時には、御前へ上がる際避けては通れない馬道の戸を、両側から締め立て、あちらとこちらで示し合せて立ち往生させることも度々でした。