やまとなでしこをばさしおきて 大和撫子をばさいおきて 02-110
「あはれはかけよ撫子の露」と詠んできた女の歌意を脇に置いて後回しにする。
大和撫子をばさしおきて まづ塵
さしすぐいたり さし過ぐいたり さしすぐしたり さし過ぐしたり 02-106
行き過ぎである。この点から考えると、女の行動は、左馬頭の限度を超えていたということになろう。
ただ時々う
さしなほす さし直す さしなおす 02-081
無理に矯正する。
わが心あやまちなくて見過ぐさば さし直してもなどか見ざらむとおぼえたれど それさしもあ
さしあたりて さしあたり 差し当たり 02-080
抽象論をより身近な緊迫した問題として引き寄せる場合に使用するつなぎ言葉。話者が頭中将に変わり、妹で光源氏の正室である葵の上を ...
みそめしこころざしいとほしくおもはば 見そめし心ざしいとほしく思はば みそめしこころざしいとおしくおもわば 見そめし心ざしいとおしく思わば 02-075
「見そめし」は関係を結んだ当初。「心ざし」は愛情。「いとほし」は心を痛める感情。自分に対してつらい。相手に対してかわいい、か ...