わりなくくるしきものとおもひたりしかば わりなく苦しきものと思ひたりしかば わりなくくるしきものとおもいたりしかば わりなく苦しきものと思いたりしかば 02-110

「わりなく」は打開策がなく苦しむ状態。それほどまでにつらいと思っていたのでの意味。後に、そうは見せず等が省略されている。
つらきをもおもひしりけり つらきをも思ひ知りけり つらきをもおもいしりけり つらきをも思い知りけり 02-110

「つらき」は浮気など夫の薄情さに対する苦しみ。「思ひ知り」はしみじみと実感する。「けり」は詠嘆で、そういう経験をしたのだと強 ...
おもへるさまも おもえるさま 思へるさま 思えるさま 02-108

この「も」は、「うち頼めるけしきも見えき/136」の「も」を受ける。
親もなくいと心細げにて さらばこの
おもひたまへしを 思ひたまへしを おもいたまえしを 思いたまえしを 02-108

後ろにかかる語句がないので文を切る。「を」は詠嘆を表す間投助詞。
いと忍びて見そめたりし人の さても見つ
さることとはおぼすべかめり さることとは思すべかめり 02-107

そうとはお思いになりながら。後に「ながら」など、でもねという否定のニュアンスが省略されている。
中将 例