げに 実に 02-102
左馬頭が「龍田姫と言はむにもつきなからず/02-114」と表現したのを受ける。
中将 その織女の裁ち縫ふ
あえまし 肖えまし あゆ 肖ゆ 02-102
「肖ゆ」+「まし」。「あゆ」は似る、あやかる。「まし」は反実仮想。ならばよかったのに。
中将 その織女の
ながきちぎり 長き契り 02-102
織姫と彦星が永遠に結ばれているように。
中将 その織女の裁ち縫ふ方をのどめて 長き契りにぞあえまし げに
その 其の 02-102
指を喰う女を指す。その性分 性質である(裁ち縫ふ方)。
中将 その織女の裁ち縫ふ方をのどめて 長き契りに
いとあはれとおもひいでたり いとあはれと思ひ出でたり いとあわれとおもいいでたり いとあわれと思い出でたり 02-101
嫉妬心を当時うるさく思ったことと、亡くなった今、女を愛情深く思い返すこととは矛盾しない。
ひとへにうち頼