いづかたにつけても いづ方につけても 02-107
これらのエピソードがどの人の身に起こった仮定しても。
中将 例のうなづく 君すこしかた笑みて さることと
さることとはおぼすべかめり さることとは思すべかめり 02-107
そうとはお思いになりながら。後に「ながら」など、でもねという否定のニュアンスが省略されている。
中将 例
たてつべきものなり 立つべきものなり 02-107
「立て」は他動詞、きっと立てるに違いないものだ。
過ちして 見む人のかたくななる名をも立てつべきものなり
かたくな 頑な 02-107
固く曲がってしまって直せないが原義。不体裁極まりない。「かかるすきごとどもを末の世にも聞きつたへて軽ろびたる名をや流さむと忍 ...
みむひと 見む人 02-107
女が世話をしている相手である夫。木枯の女の例では左馬頭。
過ちして 見む人のかたくななる名をも立てつべき