山水に心とまりはべ 若紫06章03
原文 読み 意味
山水に心とまりはべりぬれど 内裏よりもおぼつかながらせたまへるも かしこければなむ 今 この花の折過ぐさず参 ...
今年ばかりの誓ひ深 若紫06章02
原文 読み 意味
今年ばかりの誓ひ深うはべりて 御送りにもえ参りはべるまじきこと なかなかにも思ひたまへらるべきかな など聞こ ...
御迎への人びと参り 若紫06章01
原文 読み 意味
御迎への人びと参りて おこたりたまへる喜び聞こえ 内裏よりも御とぶらひあり 僧都 世に見えぬさまの御くだもの ...
聖動きもえせねどと 若紫05章23
原文 読み 意味
聖 動きもえせねど とかうして護身参らせたまふ かれたる声の いといたうすきひがめるも あはれに功づきて 陀 ...
名も知らぬ木草の花 若紫05章22
原文 読み 意味
名も知らぬ木草の花どもも いろいろに散りまじり 錦を敷けると見ゆるに 鹿のたたずみ歩くも めづらしく見たまふ ...