あさまつりごと 朝政 01-102
朝廷の公務。古来の帝王の意識では、朝の未明に百官が大極殿に集い、帝は南面して報告を聞き、決裁をすませることが帝の政務である。朝食を摂るのはその後。公事がわたくしに優先するのである。
朝に起きさせたまふとても 明くるも知らでと思し出づるにも なほ朝政は怠らせたまひぬべかめり
翌朝せっかくお起きになっても、夜の明けるのも知らず寝過ごしたものだと往事を回想なされ、それにつけても、政務はやはり怠っておしまいのご様子。
係り受けを武器に 句読点のない原文に挑む《源氏物語独学サイト》
朝廷の公務。古来の帝王の意識では、朝の未明に百官が大極殿に集い、帝は南面して報告を聞き、決裁をすませることが帝の政務である。朝食を摂るのはその後。公事がわたくしに優先するのである。
朝に起きさせたまふとても 明くるも知らでと思し出づるにも なほ朝政は怠らせたまひぬべかめり
翌朝せっかくお起きになっても、夜の明けるのも知らず寝過ごしたものだと往事を回想なされ、それにつけても、政務はやはり怠っておしまいのご様子。