うこんのつかさのとのゐまうしのこゑ 右近の司の宿直奏の声 01-100
夜の警備は午後九時頃(亥の一刻)から十二時半頃(子の四刻)までが左近の衛府が担当し、午前一時頃(丑の一刻)から午前四時半頃(寅の四刻)までは右近の衛府が担当した。すなわち、ここは左近の衛府から右近の衛府に替わったことで、丑の刻(午前一時頃)が来たことを知ったのである。
右近の司の宿直奏の声 聞こゆるは丑になりぬるなるべし
右近の司の宿直を申し上げる声が聞こえるからは、丑の刻になったのであろう。
係り受けを武器に 句読点のない原文に挑む《源氏物語独学サイト》
夜の警備は午後九時頃(亥の一刻)から十二時半頃(子の四刻)までが左近の衛府が担当し、午前一時頃(丑の一刻)から午前四時半頃(寅の四刻)までは右近の衛府が担当した。すなわち、ここは左近の衛府から右近の衛府に替わったことで、丑の刻(午前一時頃)が来たことを知ったのである。
右近の司の宿直奏の声 聞こゆるは丑になりぬるなるべし
右近の司の宿直を申し上げる声が聞こえるからは、丑の刻になったのであろう。