しのびやかにそうす 忍びやかに奏す 01-084
「忍びやかに心にくき限りの女房四五人さぶらはせたまひて、御物語せさせたまふなりけり(人目を忍んで、人も認める教養豊かな女房ばかりを四五人を側にお召しになって、あの方の昔語りをなさっておいででした)/01-082」とあった。帝のまわりは、ひっそりとした空間になっている。
いとこまやかにありさま問はせたまふ あはれなりつること忍びやかに奏す
帝は命婦にこと細かに訪問の様子をお尋ねになった。胸にしみて感じたことをひそやかに奏上する。
係り受けを武器に 句読点のない原文に挑む《源氏物語独学サイト》
「忍びやかに心にくき限りの女房四五人さぶらはせたまひて、御物語せさせたまふなりけり(人目を忍んで、人も認める教養豊かな女房ばかりを四五人を側にお召しになって、あの方の昔語りをなさっておいででした)/01-082」とあった。帝のまわりは、ひっそりとした空間になっている。
いとこまやかにありさま問はせたまふ あはれなりつること忍びやかに奏す
帝は命婦にこと細かに訪問の様子をお尋ねになった。胸にしみて感じたことをひそやかに奏上する。