こはぎ 小萩 01-062
小と子をかける。光の君。
宮城野の露吹きむすぶ風の音に 小萩がもとを思ひこそやれ
とあれどえ見たまひ果てず
宮城野のように我が子から遠く離れた宮中で吹いては露をむすぶ風の音を聞くと、野にある小萩のことが涙ながらに思われてならない
と歌にあるが、母君は最後までお読みになることができない。
係り受けを武器に 句読点のない原文に挑む《源氏物語独学サイト》
小と子をかける。光の君。
宮城野の露吹きむすぶ風の音に 小萩がもとを思ひこそやれ
とあれどえ見たまひ果てず
宮城野のように我が子から遠く離れた宮中で吹いては露をむすぶ風の音を聞くと、野にある小萩のことが涙ながらに思われてならない
と歌にあるが、母君は最後までお読みになることができない。