翌朝すこし寝過ぐし 夕顔01章15
原文 読み 意味
翌朝 すこし寝過ぐしたまひて 日さし出づるほどに出でたまふ 朝明の姿は げに人のめできこえむも ことわりなる ...
御心ざしの所には木 夕顔01章14
原文 読み 意味
御心ざしの所には 木立 前栽など なべての所に似ず いとのどかに心にくく住みなしたまへり うちとけぬ御ありさ ...
御前駆の松明ほのか 夕顔01章13
原文 読み 意味
御前駆の松明ほのかにて いと忍びて出でたまふ 半蔀は下ろしてけり 隙々より見ゆる灯の光 蛍よりけにほのかにあ ...
まだ見ぬ御さまなり 夕顔01章12
原文 読み 意味
まだ見ぬ御さまなりけれど いとしるく思ひあてられたまへる御側目を見過ぐさで さしおどろかしけるを 答へたまは ...
揚名介なる人の家に 夕顔01章11
原文 読み 意味
揚名介なる人の家になむはべりける 男は田舎にまかりて 妻なむ若く事好みて はらからなど宮仕人にて来通ふ と申 ...