右近はただあなむつ 夕顔07章14
原文 読み 意味
右近は ただ あな むつかし と思ひける心地みな冷めて 泣き惑ふさま いといみじ
04090/難 ...
言はむかたなし頼も 夕顔07章13
原文 読み 意味
言はむかたなし 頼もしく いかにと言ひ触れたまふべき人もなし 法師などをこそは かかる方の頼もしきものには思 ...
昔の物語などにこそ 夕顔07章12
原文 読み 意味
昔の物語などにこそ かかることは聞け と いとめづらかにむくつけけれど まづ この人いかになりぬるぞ と思ほ ...
紙燭持て参れり右近 夕顔07章11
原文 読み 意味
紙燭持て参れり 右近も動くべきさまにもあらねば 近き御几帳を引き寄せて なほ持て参れ とのたまふ 例ならぬこ ...
いとうたて乱り心地 夕顔07章10
原文 読み 意味
いとうたて 乱り心地の悪しうはべれば うつぶし臥してはべるや 御前にこそわりなく思さるらめ と言へば そよ ...