さしも さしも…否定 さしも…ざらめど 02-116
それほどとは。それほど…ではないが。自分の書いた手紙に漢字が多いことが、読み手にいやな思いをさせるとは。
心地にはさしも思はざらめど おのづからこはごはしき声に読みなされなどしつつ ことさらびたり 上臈の中にも 多かることぞかし
当人はさほど気にかけていないでしょうが、受け取る側は自然とごつごつ強張った声で読まされるはめになるなど不自然さが先立ちます。身分の高いご夫人方の中にもよくあることですが。
係り受けを武器に 句読点のない原文に挑む《源氏物語独学サイト》
それほどとは。それほど…ではないが。自分の書いた手紙に漢字が多いことが、読み手にいやな思いをさせるとは。
心地にはさしも思はざらめど おのづからこはごはしき声に読みなされなどしつつ ことさらびたり 上臈の中にも 多かることぞかし
当人はさほど気にかけていないでしょうが、受け取る側は自然とごつごつ強張った声で読まされるはめになるなど不自然さが先立ちます。身分の高いご夫人方の中にもよくあることですが。