よにあることのおほやけわたくしにつけて 02-178

2021-01-14D:古典一般に見られる語彙,つき・つけ・づき・付,よ・世

左馬頭の発言「公私の人のたたずまひ、善き悪しきことの、目にも耳にもとまるありさまを、…近くて見む人の聞きわき思ひ知るべからむに語りも合はせばや/02-058」とあった。「近くて見む人」は本妻のこと。男社会で求められる教養、妻とも共有したい願望がうかがえる。


三史五経 道々しき方を 明らかに悟り明かさむこそ 愛敬なからめ などかは 女といはむからに 世にあることの公私につけて むげに知らずいたらずしもあらむ わざと習ひまねばねど すこしもかどあらむ人の 耳にも目にもとまること 自然に多かるべし

三史五経や専門的な教学をつぶさに体得しようなどとすればかわいげがないが、どうして女だからといって世の中の出来事を公私にわたり、むげにしらをきめたり半端な理解ですまされたりしましょう。どうして女だからといって世の中の出来事を公私にわたり、むげにしらをきめたり半端な理解ですまされたりしましょう。