おいらかに 02-175
いっそのこと。
いづこのさる女かあるべき おいらかに鬼とこそ向かひゐたらめ むくつけきこと と爪弾きをして 言はむ方なしと 式部をあはめ憎みて すこしよろしからむことを申せ と責めたまへど
「どこぞの子女にそんなのがいよう。いっそのこと鬼と暮らしたがよかろう。気味が悪いと言った」と爪弾きをして、「何とも評しようがないな」と式部を小馬鹿にし腐して、「もっと実のある話を申せ」と頭中将はお責めになるが、
文を読解の単位とする既存の注釈を見直し、句読法に依らない古文本来の読みを目指す。自ら考え納得したい人へ贈る源氏物語独習サイト
2021-01-14D:古典一般に見られる語彙
いっそのこと。
いづこのさる女かあるべき おいらかに鬼とこそ向かひゐたらめ むくつけきこと と爪弾きをして 言はむ方なしと 式部をあはめ憎みて すこしよろしからむことを申せ と責めたまへど
「どこぞの子女にそんなのがいよう。いっそのこと鬼と暮らしたがよかろう。気味が悪いと言った」と爪弾きをして、「何とも評しようがないな」と式部を小馬鹿にし腐して、「もっと実のある話を申せ」と頭中将はお責めになるが、
2021-01-14D:古典一般に見られる語彙
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