なでふことか…はべらむ 02-159
反語を導く。どのくらいことがありましょう、少しもありません。
下が下の中には なでふことか 聞こし召しどころはべらむ と言へど 頭の君 まめやかに遅しと責めたまへば 何事をとり申さむと思ひめぐらすに
「下の下の分際では、どういう内容をもってお聞きがいある話といたせましょう」と言うが、頭中将の君はまじめな顔で「遅いぞ」と詰め寄りになるので、どんな話を持ち出し申そうかと思案したのちに、
句読点を取り去り、既存の注釈を離れ、ゼロ地点から自然な文意を求めて、歩一歩読みを確定してゆく。自ら考え納得したい人へ贈る〈源氏物語独習支援サイト〉
2021-01-14D:古典一般に見られる語彙
反語を導く。どのくらいことがありましょう、少しもありません。
下が下の中には なでふことか 聞こし召しどころはべらむ と言へど 頭の君 まめやかに遅しと責めたまへば 何事をとり申さむと思ひめぐらすに
「下の下の分際では、どういう内容をもってお聞きがいある話といたせましょう」と言うが、頭中将の君はまじめな顔で「遅いぞ」と詰め寄りになるので、どんな話を持ち出し申そうかと思案したのちに、
2021-01-14D:古典一般に見られる語彙
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