ことなることもなかりきや 異なることもなかりきや 02-110
特別、異例。「や」は、詠嘆。特別なことはありませんでした。「さばかりになれば、うち頼めるけしきも見えき/02-137」頭中将の中では、特別な関係であるのに、女からはその様子が見えない。その心的ギャップが「や」に籠められている。
さて その文の言葉は と問ひたまへば いさや ことなることもなかりきや
「それで、その手紙の中身は」と光の君がお問いになったところ、「いえ、これと言って変わった内容でもありませんでしたよ。
係り受けを武器に 句読点のない原文に挑む《源氏物語独学サイト》
特別、異例。「や」は、詠嘆。特別なことはありませんでした。「さばかりになれば、うち頼めるけしきも見えき/02-137」頭中将の中では、特別な関係であるのに、女からはその様子が見えない。その心的ギャップが「や」に籠められている。
さて その文の言葉は と問ひたまへば いさや ことなることもなかりきや
「それで、その手紙の中身は」と光の君がお問いになったところ、「いえ、これと言って変わった内容でもありませんでしたよ。