さるたより 02-139
無視しえない立派な仲立ちを通して。
かうのどけきにおだしくて 久しくまからざりしころ この見たまふるわたりより 情けなくうたてあることをなむ さるたよりありてかすめ言はせたりける 後にこそ聞きはべりしか
こんなふうにおっとりしているのをいいことにして久しく訪れもせずにいたところ、私の妻あたりから、情を欠いた手ひどいことを適当な仲立ちを通してほのめかせたとの由、あとではじめて聞き知った次第です。
文を読解の単位とする既存の注釈を見直し、句読法に依らない古文本来の読みを目指す。自ら考え納得したい人へ贈る源氏物語独習サイト
2021-01-14D:古典一般に見られる語彙
無視しえない立派な仲立ちを通して。
かうのどけきにおだしくて 久しくまからざりしころ この見たまふるわたりより 情けなくうたてあることをなむ さるたよりありてかすめ言はせたりける 後にこそ聞きはべりしか
こんなふうにおっとりしているのをいいことにして久しく訪れもせずにいたところ、私の妻あたりから、情を欠いた手ひどいことを適当な仲立ちを通してほのめかせたとの由、あとではじめて聞き知った次第です。
2021-01-14D:古典一般に見られる語彙
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