こころはえながら 心は得ながら 02-114
頭中将の囃し立てる言葉が、本気でなくおだてだと気づきながら。
残りを言はせむとて さてさてをかしかりける
おもうたまへえて 思うたまへ得て おもうたまええて 思うたまえ得て おもひたまへえて 思ひたまへ得て おもいたまええて 思いたまえ得て 02-096
思いついて。
そのかみ思ひはべりしやう かうあながちに従ひ怖ぢたる人なめり いかで懲るばかりのわざして
おもうたまへえて 思うたまへ得て おもうたまええて 思うたまえ得て おもひたまへえて 思ひたまへ得て おもいたまええて 思いたまえ得て おもうたまへう 思うたまへ得 おもうたまえう 思うたまえ得 02-090
経験からそのように思うようになった。その経験は次に紹介される指を噛む女との恋愛。
はかなきことだにかくこ
かきえたる 書き得たる かきう 書き得 02-089
うまく書けているのは。
手を書きたるにも 深きことはなくて ここかしこの点長に走り書き そこはかとなく気
こころえずおほせらる 心得ず仰せらる こころえずおおせらる おほす おおす 仰す 02-037
真意を得ない、ひねくれた受け取り方をなさいますねとの意味。
すべて にぎははしきによるべきななり とて