おしはからず 推し量らず おしはかる 推し量る 02-117
こちらが返歌を考えるゆとりがないのを考慮せずに。
さるべき節会など 五月の節に急ぎ参る朝 何のあやめも思
げに 実に 02-117
本当に。女が歌を詠えというのもなるほどと頷ける。
さるべき節会など 五月の節に急ぎ参る朝 何のあやめも思
さならでも 然ならでも 02-117
女から詠えと催促されなくても。
さるべき節会など 五月の節に急ぎ参る朝 何のあやめも思ひしづめられぬに
いとなみ いとなむ 営み 営む 02-117
などやうの営みとあるので、根や菊の露にかけて歌を詠めとの女の申し入れのこと。「いとなみ」は「暇無み」、時間がなく忙殺されてい ...
つきなき つれなし 連れなき 連れなし 02-117
公事多忙の折りであり、その状況に似つかわしくないゆえ、手につかない、手が出せない。着手できない。
さるべ