2021-06-08

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こちらが返歌を考えるゆとりがないのを考慮せずに。

さるべき節会など 五月の節に急ぎ参る朝 何のあやめも思

2021-06-08

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本当に。女が歌を詠えというのもなるほどと頷ける。

さるべき節会など 五月の節に急ぎ参る朝 何のあやめも思

2021-06-08

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女から詠えと催促されなくても。

さるべき節会など 五月の節に急ぎ参る朝 何のあやめも思ひしづめられぬに 

2021-06-08

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などやうの営みとあるので、根や菊の露にかけて歌を詠めとの女の申し入れのこと。「いとなみ」は「暇無み」、時間がなく忙殺されてい ...

2021-06-08

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公事多忙の折りであり、その状況に似つかわしくないゆえ、手につかない、手が出せない。着手できない。

さるべ