すずろき 漫ろき すずろく 漫ろく 02-105
落ち着かず、気もそぞろになって。
もとよりさる心を交はせるにやありけむ この男いたくすずろきて 門近き廊の簀子だつものに尻かけて とばかり月を見る
あらかじめ示し合せておいたのでしょう、その男がひどく浮き浮きして、中門近くの廊の濡れ縁みたいなところへ尻をかけしばし月を眺めております。
係り受けを武器に 句読点のない原文に挑む《源氏物語独学サイト》
落ち着かず、気もそぞろになって。
もとよりさる心を交はせるにやありけむ この男いたくすずろきて 門近き廊の簀子だつものに尻かけて とばかり月を見る
あらかじめ示し合せておいたのでしょう、その男がひどく浮き浮きして、中門近くの廊の濡れ縁みたいなところへ尻をかけしばし月を眺めております。