しのびやかに 忍びやかに 忍びやかなり しのびやかなり 01-082
ひっそりと。後に語られる弘徽殿の女御がこれみよがしに管弦の会を催すのと対照的である。
御前の壺前栽のいとおもしろき盛りなるを御覧ずるやうにて 忍びやかに 心にくき限りの女房四五人さぶらはせたまひて 御物語せさせたまふなりけり
御前にある坪庭の植込みがとても趣きぶかく盛りになっているさまを鑑賞なさる風にしながら、その実人目を忍んで教養豊かな女房ばかりを四五人を側にお召しになって、あの方の昔語りをなさっておいででした。
係り受けを武器に 句読点のない原文に挑む《源氏物語独学サイト》
ひっそりと。後に語られる弘徽殿の女御がこれみよがしに管弦の会を催すのと対照的である。
御前の壺前栽のいとおもしろき盛りなるを御覧ずるやうにて 忍びやかに 心にくき限りの女房四五人さぶらはせたまひて 御物語せさせたまふなりけり
御前にある坪庭の植込みがとても趣きぶかく盛りになっているさまを鑑賞なさる風にしながら、その実人目を忍んで教養豊かな女房ばかりを四五人を側にお召しになって、あの方の昔語りをなさっておいででした。