人え聞きつけで参ら 夕顔07章04
原文 読み 意味
人え聞きつけで参らぬに この女君 いみじくわななきまどひて いかさまにせむと思へり 汗もしとどになりて 我か ...
渡殿なる宿直人起こ 夕顔07章03
原文 読み 意味
渡殿なる宿直人起こして 紙燭さして参れと言へ とのたまへば いかでかまからむ 暗うて と言へば あな 若々し ...
物に襲はるる心地し 夕顔07章02
原文 読み 意味
物に襲はるる心地して おどろきたまへれば 火も消えにけり うたて思さるれば 太刀を引き抜きて うち置きたまひ ...
宵過ぐるほどすこし 夕顔07章01
原文 読み 意味
宵過ぐるほど すこし寝入りたまへるに 御枕上に いとをかしげなる女ゐて 己がいとめでたしと見たてまつるをば ...
内裏にいかに求めさ 夕顔06章14
原文 読み 意味
内裏に いかに求めさせたまふらむを いづこに尋ぬらむ と 思しやりて かつは あやしの心や 六条わたりにも ...