忍ぶの乱れやと疑ひ 帚木01章04

2021-04-18

耳からの情報伝達;立ち現れる〈モノ〉

語りの対象:光源氏左大臣

中段型:A→B|C→D:A→B、C→D

忍ぶの乱れやと 疑ひきこゆることもありしかど》A
人目を忍んで通う女がおいでかと、大臣家では疑い申し上げることもあったけれど、


さしもあだめき 目馴れたるうちつけの好き好きしさなどは 好ましからぬ御本性にて》B
そのような実のない、世間でいくらも目にする軽はずみな色事などは、お好みにならないご気性であって、


まれには あながちに引き違へ心尽くしなることを 御心に思しとどむる癖なむあやにくにて・さるまじき御振る舞ひもうち混じりける》C・D
稀には、強いてご気性に反して心を磨り減らす恋情を、御心に思いつづけるご性癖が思いのほかお強くて、あってはならぬお振る舞いもついうち混じるのでした。

  • 〈直列型〉:修飾 :倒置 
  • 〈分岐型〉( ):迂回 +:並列
  • 〈中断型〉//:挿入 :文終止・中止法
  • 〈反復型〉~AX:Aの言換えX ,AB:Aの同格B
  • 〈分配型〉A→B*A→C

 A→B:AはBに係る
 Bの情報量はAとBの合算〈情報伝達の不可逆性〉
 ※係り受けは主述関係を含む
 ※直列型は、全型共通のため単独使用に限った

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