心細きさまにておは 桐壺09章04
耳からの情報伝達;立ち現れる〈モノ〉
語りの対象:藤壺の宮/皇女の身分/帝
直列型:A→B:A→B
《心細きさまにておはしますに》A
四の宮が心細い気持ちでいらっしゃったところ、
《ただわが女皇女たちの同じ列に思ひきこえむ といとねむごろに聞こえさせたまふ》B
ただわたしの娘たちと同じ皇女の列に加わらせていただきたくて と帝は大層心を込めてお誘いになる。
- 〈直列型〉→:修飾 #:倒置
- 〈分岐型〉( ):迂回 +:並列
- 〈中断型〉//:挿入 |:文終止・中止法
- 〈反復型〉~AX:Aの言換えX ,AB:Aの同格B
- 〈分配型〉A→B*A→C
A→B:AはBに係る
Bの情報量はAとBの合算〈情報伝達の不可逆性〉
※係り受けは主述関係を含む
※直列型は、全型共通のため単独使用に限った