かくてもおのづから 桐壺07章09

2021-04-18

耳からの情報伝達;立ち現れる〈モノ〉

語りの対象:光源氏母君

分岐型・中断型:A→(B→)C→*C+D→E:A→C、B→C、*C+D→E

かくてもおのづから》A
こうなった今でも自然と、


若宮など生ひ出でたまはば・さるべきついでもありなむ》 B・C
宮などご成長なさったら、相応な機会もきっとある。


命長くとこそ思ひ念ぜめ・などのたまはす》D・E
長生きをこそ念じなさい、などと母君への言づけをお伝えになる。

  • 〈直列型〉:修飾 :倒置 
  • 〈分岐型〉( ):迂回 +:並列
  • 〈中断型〉//:挿入 :文終止・中止法
  • 〈反復型〉~AX:Aの言換えX ,AB:Aの同格B
  • 〈分配型〉A→B*A→C

 A→B:AはBに係る
 Bの情報量はAとBの合算〈情報伝達の不可逆性〉
 ※係り受けは主述関係を含む
 ※直列型は、全型共通のため単独使用に限った

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