五六日さぶらひたま 桐壺10章36

2021-04-18

耳からの情報伝達;立ち現れる〈モノ〉

語りの対象:光源氏左大臣

直列型:A→B→C:A→B→C

《五六日さぶらひたまひて・大殿に二三日など絶え絶えにまかでたまへど》A・B
五六日宮中にお仕えされて大臣邸には二三日いるなど、絶え絶えのおいでではあるけれど、


ただ今は幼き御ほどに罪なく思しなして いとなみかしづききこえたまふ》C
ただ今は年端もゆかぬからと悪る気なくお取りになって、甲斐甲斐しくお世話申し上げになる。

  • 〈直列型〉:修飾 :倒置 
  • 〈分岐型〉( ):迂回 +:並列
  • 〈中断型〉//:挿入 :文終止・中止法
  • 〈反復型〉~AX:Aの言換えX ,AB:Aの同格B
  • 〈分配型〉A→B*A→C

 A→B:AはBに係る
 Bの情報量はAとBの合算〈情報伝達の不可逆性〉
 ※係り受けは主述関係を含む
 ※直列型は、全型共通のため単独使用に限った

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