結びつる心も深き 桐壺10章20
耳からの情報伝達;立ち現れる〈モノ〉
語りの対象:左大臣/娘である葵の上の心情代理/光源氏との縁
直列型:(A→B→)C:A→B→C
《結びつる心も深き元結ひに・濃き紫の色し褪せずは》A・B
結びつけたこちらの気持ちは深いものの元結の濃い紫色が褪せなければよいのですが、
《と奏して 長橋より下りて舞踏したまふ》C
と奏上して、長橋から庭に下りてお礼の拝舞をなされる。
- 〈直列型〉→:修飾 #:倒置
- 〈分岐型〉( ):迂回 +:並列
- 〈中断型〉//:挿入 |:文終止・中止法
- 〈反復型〉~AX:Aの言換えX ,AB:Aの同格B
- 〈分配型〉A→B*A→C
A→B:AはBに係る
Bの情報量はAとBの合算〈情報伝達の不可逆性〉
※係り受けは主述関係を含む
※直列型は、全型共通のため単独使用に限った